2018年12月3日月曜日

『東大読書』

  • 5ステップ
  • 【STEP1】仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる。
  • 【STEP2】取材読みで「論理の流れ」がクリアになる。
  • 【STEP3】整理読みで難しいことも「一言」で説明できる。
  • 【STEP4】検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける。
  • 【STEP5】議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける。

5ステップ
  1. 【STEP1】仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる。
  2. 【STEP2】取材読みで「論理の流れ」がクリアになる。
  3. 【STEP3】整理読みで難しいことも「一言」で説明できる。
  4. 【STEP4】検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける。
  5. 【STEP5】議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける。
【STEP1】仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる。
  • 「本や文章が読めない問題」の原因の9割は、「準備不足」。
  • 【仮説作り】どのようなことが書かれているのか仮説を立てて、自分がその本から何を学ぶのか目的をはっきりさせる。
  • 【仮説作り】「文章全体の大きな流れ」を理解するのに役立つ。「地図」のようなもの。修正してもよい。
装丁読み
  1. タイトルから、どういう情報が引き出せそうか考える。
  2. 引き出した情報を、付箋に1枚ずつ書く。
  3. の両面を読み、得られる情報を付箋に1枚ずつ書く。
  4. 著者のプロフィールを読み、どういうバックグラウンドの人なのかを確認して、得られる情報を付箋に1枚ずつ書く。
仮説作り
  1. 「なぜ自分がその本を読むのか」という「目標」を付箋に書く。
  2. 目次を見ながら、設定した「目標」をどうやってその本で実現するのかという「道筋」を考え、目標の下にまとめる。
  3. 自分が現在どの位置にいるのかという「現状」を考え、道筋の下にまとめる。
  4. 実際に読み進めてみて、仮説と違うところが出たらその都度修正する。
【STEP2】取材読みで「論理の流れ」がクリアになる。
  • 「読者」ではなく「記者」になれ。本を読むな。本を取材しろ。
  • 姿勢を正せ。
  • 「情報」を「知識」にするには、自分が抱いた質問に対して回答を出すというプロセスが必要。
追求読み
  1. 1回読んだ本や章を選ぶ。
  2. その本を、「本当にそうか?」と常に疑問を抱きつつ読んでいく。
  3. 読み進めていく中で、抱いた疑問が解消されるか、残り続けるかを見極める。
  4. 本や章を読み終わるまで残り続けた疑問をノートに写し、調べてみる。
【STEP3】整理読みで難しいことも「一言」で説明できる。
  • 本は魚。最初から最後まで1本、「骨」になる「主張」が通っている。著者が伝えたいのは「身」ではなく「骨」。

要約読み
  1. 1節分・1章分を読み、その中から「要約的な1文」を探す。
  2. その1文を踏まえて、ノートに30字以内で1節・1章の「まとめ」を書く。
  3. 「まとめ」を踏まえて、章全体・本全体のまとめを140字以内で作る。
推測読み
  1. 新しい節・章を読む前に、今までの「要約読み」でまとめた要約文を見直す。
  2. 次の節・章のタイトルを確認し、「次の節・章には何が書いてあるのか」を考えてノートにまとめる。
  3. その章でも「要約読み」を行い、「推測読み」がどれくらい正しかったかを確認する。

  • 「要約的な1文」の探し方
    • 最初と最後の近くの文
    • 「しかし」の後の文
    • 「〜なのではないでしょうか?」文
    • 「装丁読み」で見つけた内容が書かれた文
【STEP4】検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける。
  • 「受け身」の読み方をやめて、客観的な目線を持ちつつ読むことで、 1回の読書で、客観的で多面的な「使える知識」をインプットし、考える力をつけることができる。
パラレル読み
  1. 関連性のある2冊の本を選ぶ。
  2. 選んだ2冊を、なるべく同じスピードで読み進めていく。
  3. 2冊にはどんな共通点があって、どんな相違点があるのか考える。
  4. 思いついた共通点と相違点を、付箋に書いて貼っていく。
  5. 読み終わった後に相違点の付箋を見直して、 「どうして両者の主張が食い違っているんだろう?」 「なんで意見が分かれているんだろう?」 と1つひとつ「検証」していく。
クロス読み
  1. 複数の本を読んでいく中で、議論が分かれる点、「交錯ポイント」を探す。
  2. 見つけた「交錯ポイント」を、別の本を参照して検証する。
  3. 「交錯ポイント」をノートに書き、その交錯ポイントに対するさまざまな意見をまてめておく。

  • 重要なのは「自分で交錯ポイントを探してみる」という過程。それ自体に意味がある。文章を鵜呑みにすることを防ぎ、思考の幅を広げてくれる。


【STEP5】議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける。
  • 本と会話しよう。
  • 本は「質問に答えてくれるツール」。
議論読み
  • STEP1で作った仮説が本当に外れなかったのか確かめる「答え合わせ」
  • STEP3よりももっとコンパクトな要約を行う「アウトプット要約」
    • 「帯コメント」を作る。
  • 今までのすべての読解を踏まえて自分の感想・意見をアウトプットする「自分なりの結論」
    1. STEP4「クロス読み」の交錯ポイントのまとめを見る。
    2. すべてのSTEPを踏まえて、その本の意見が正しいかどうか判断する。