- 市場全体の方向性を見きわめる方法
- 利益と損失を3対1に想定する方法
- 最高の銘柄を最適なタイミングで買う方法
- 利益を確定する最適なタイミングで売る方法
- ポートフォリオ管理―損を抑えて利益を伸ばす方法
市場全体の方向性を見きわめる方法
アキュムレーション accumulation
- 市場が売りよりも買いが優勢。
- 価格と出来高が連続的に上昇。
ディストリビューション distribution
- 天井のサイン。上昇トレンドから下降トレンドへの変換。
- 指数の終値が前日よりも低く、出来高が前日よりも大きい。
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(価格が下落し、出来高が減っても、それは何の意味もない。)
(出来高が大幅に増えていたら、その数字は全く別の事実を伝えている。) - 2~4週間のなかで出来高ディストリビューションが3~5日(近年では5日)あれば、 市場が上昇トレンドから下降トレンドへ転換したと判断できる。
- 「ディストリビューション日の出現」と「主導銘柄の天井」が同時に起こる。
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つまり、市場のトラブルの始まりは2つの方法でわかる。
- ディストリビューション日の出現
- 主導銘柄の天井
ストーリング(失速)
- 市場が活発な商いのなかで上昇し続けたあと、突然その勢いが止まってしまうこと。
- 下落するわけではなく、前日・前々日に比べ上りが鈍くなり、出来高が前日よりも大きい。
フォロースルー ~下降トレンドから上昇トレンドへの転換
- 反発しても1~2日は放っておく。本物かどうか分からない反発局面に乗ってしまわないように注意。
- 反発が4日続いたら確信。
- 出来高が前日から突然増加し、指数が大幅に上昇 =上昇1日目から始まった反発の「確認」 = フォロースルー
- フォロースルーは通常、反発局面の4~7日目にやってくる。
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フォロースルー日
- 指数が前日とその1日平均よりも多い出来高を伴って約1.7%以上の決定的な幅で力強く上げている日。
利益と損失を3対1に想定する方法
損切り | -8% |
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利確 | +20~25% |
最高の銘柄を最適なタイミングで買う方法
- 直近四半期におけるEPSが前年同期より少なくとも25%増、できればそれ以上増えていること。
- 利益の伸びが、以前の伸び率と比較して、最近の各四半期の特定の時点で伸びが加速していること。
- 過去3年間の年間利益が年率25%以上で増えていること。
- 最近の1つ以上の四半期において売上が25%以上増えているか、 直近3四半期における伸び率が少なくとも加速していること。
- 直近四半期における税引き後利益率が新記録か少なくとも新記録に近く、 その企業が属する業界で最高水準にあること。
- 資本利益率(ROE)が15~17%以上であること。
- ハイテク企業は1株当たりキャッシュフローが1株当たり利益よりも大きいこと(20%以上)。
- 投資信託・銀行・保険会社などの機関によって保有されていて、 組み入れられている投資信託の数が四半期にわたって四半期ごとに増えていること。
- 企業が自社株を買い戻している場合、それは一般的にプラス材料である。(望ましくは5~10%以上)
カップ・ウィズ・ハンドル
ソーサ―・ウィズ・ハンドル
ダブル・ボトム
フラット・ベース
上昇ベース
利益を確定する最適なタイミングで売る方法
1 | 【原則】20〜25%上昇したら売る。 |
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2 | 【例外】1〜3週間で大商いに乗って20%急騰した場合は、買ったポイントから8週間は保有する。 |
3 | クライマックストップで売る。 |
4 | PERが100%以上上昇したら売る。 |
5 | チャネルラインを上に抜けたら売る。 |
6 | 3つ目のベース(or 4つ目のベース)で売る。 |
クライマックストップ
- 何ヶ月も上げ続けていた主導株が突然地を離れ、 それまでのあらゆる週よりもはるかに速いテンポで急騰し始める。
- 何ヶ月も上げ続けていた主導株が、 エグゾースション・ギャップ(Exhaustion Gap)(窓)を開けて寄り付く。
- 週足チャートの安値と高値の開きが、それまでのすべての週よりも大きい。
チャネルライン
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3つの主要な安値ポイントを結んだ線と、
3つの主要な高値ポイントを結んだ線。(ほぼ平行) - 1回目の上抜けですぐに売る。(75〜80%の確率で天井)
ベースパターン
- 3つ目のベースからの上放れ成功確率は低い。
- 4つ目のベースは高い確率で上放れに失敗する。
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【ベース(base)】
- 初期の株価上昇後に形成される株価調整と揉み合いの期間。
ポートフォリオ管理―損を抑えて利益を伸ばす方法