- 第1章. 宇宙で目を覚ます
- 第2章. デザインされた物と「デザイノイド」物体
- 第3章. 「不可能な山」に登る
- 第4章. 紫外線の庭
- 第5章. 「目的」の創造
- 第6章. 真実を大事にする―吉成真由美インタビュー
第1章. 宇宙で目を覚ます
- 日常的な感覚と科学が扱うスケールとの法堂的な乖離。
- 1億4千万世紀もnあいだ眠り続けたあと、とうとう宇宙で目覚めるのです。 われわれは、色彩に満ちた生命にあふれかえっている素晴らしい惑星で目を覚まし、 しばらくして再び目を閉じなければならない。
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もしほかの惑星からの訪問者があるとすれば、
彼らはわれわれをまだ子供だと見なすでしょうが、われわれの科学は認めてくれるでしょう。
われわれの文化的信仰というものが、限定されていて偏狭であると見抜いてしまうはず。 - 人々が何を信仰するかというのは、生まれた場所に依存する。
第2章. デザインされた物と「デザイノイド」物体
- デザインの問題こそが進化論の主戦場。
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デザイノイド
- あたかもデザインされたかのように見える自然の物体。
- デザイノイドは、単なる偶然ではなく、自然選択による進化から生まれる。
第3章. 「不可能な山」に登る
- 進化の途中過程。
- 自然選択の漸進的なプロセスが一見不可能と思えるような造形を生みだす。
創造説 | 〇金庫のダイヤル錠を一発で開けたり、ごみ処理場で風のひと吹きによって747型機が組みあがる、ということに等しい。 |
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進化 |
〇長い時間の中の幸運の積み重ね。 〇「不可能な山」を何の奇跡も必要とせずに登ること。 〇途中にたくさんの小さな峰がある。「不可能な山」は登ることはできても下ることはできない。 |
第4章. 紫外線の庭
- 進化を理解するためには、人間の観点から離れなければならない。
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花とハチのような共生関係を理解するには、遺伝子の観点が必要。
- 生物の姿や行動は、「遺伝子の複製」という観点
- われわれはDNAによって作られた機械であり、その目的はDNAの複製にある。
第5章. 「目的」の創造
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類人猿の一種に起きた、とてもささやかなソフトウェア上のブレークスルー
→ 1.想像する力 = 世界をシミュレートする能力
→ 2.言語
→ 3.テクノロジー(道具) - われわれが現実として把握しているものは、精巧な脳の働きによってつくられた一種のヴァーチャル・リアリティ。
- 無目的な進化によって生まれた私たちの脳が、おそらく宇宙史上初めて「目的」という概念を生み出した。
宇宙で 成長する |
個体成長 | 1つの細胞から始まり、大きな細胞体に成長する。 |
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系統発生 | 進化。 | |
宇宙に対する 大人の認識をもつ |
脳の発達。 |
第6章. 真実を大事にする―吉成真由美インタビュー