2020年3月29日日曜日

『クリーンミート 〜培養肉が世界を変える』

ポール・シャピロ (著), 日経BP (2020/1/9)
  • 第1章 培養肉をつくる
  • 第2章 科学の進歩で動物を救う
  • 第3章 グーグル創業者からの支援を武器にする
  • 第4章 培養レザーで先陣を切る
  • 第5章 クリーンミート、アメリカ上陸
  • 第6章 プロジェクト・ジェイク
  • 第7章 食品(と物議)を醸す
  • 第8章 未来を味わう

  • クリーンミート(培養肉)とは、少量採取した筋細胞を生体外で培養し、生成した肉。
  • 人道・環境・衛生・健康的にクリーン。
  • 再生医療の技術を畜産に応用。人間の臓器を作るのに比べたら簡単。
  • ビヨンドやインポッシブルの「フェイクミート」は植物由来の「肉もどき」。クリーンミートは正真正銘、本物の肉。
  • 感覚・感情を持った動物を工業製品のように扱い、大量虐殺していいのか?
    【集約畜産】 https://ja.wikipedia.org/?curid=4066927
    現代の肉食文化は将来、奴隷制と同一視され、人類史の汚点となる。
  • 肉のために動物1頭をまるまる育てるのは非効率。餌も水も無駄。肉が必要なら肉だけ作ればいい。
  • 温室効果ガスの排出量
     畜産業 > 車+バス+トラック+電車+飛行機+宇宙船
  • まだまだ発展途上。作れるのは挽き肉レベル。ミートボール1個1200ドル。
  • 食肉よりも、鞄や靴向けのレザー(皮革)の商品化が先行か。
  • すでに商品化されているフェイクミートの方がしばらくは有望。
  • 人間はまず行動し、あとからその行動にふさわしい立場を採用する。
    • 培養肉を食べることに慣れて初めて、動物を殺すことや工業的畜産を、野蛮で受け入れがたいこととみなすようになる
  • 培養肉は「第2の緑の革命」
  • 捕鯨 → エイブラハム・ゲスナーのケロシン
    馬車 → ヘンリー・フォードの内縁機関
  • 肉は「贅沢な珍味」へ。葉巻のような存在に。


牛肉
  • モサ・ミート
  • メンフィス・ミート
牛乳
  • ムー・フリー
  • パーフェクト・デイ
レザー
  • モダンメドウ

ポール・シャピロ (著), 日経BP (2020/1/9)