2021年5月4日火曜日

『英熟語の鬼100則』

時吉 秀弥(著), 明日香出版社 (2020/11/13)
  • 前置詞
  • 基本動詞
  • 由来
  • 構文の仕組み
  • 比較構文
前置詞
off
  • 全体から、それを構成する一部を取り出す
  • 取れて、離れる
  • 離れる
  • ポロリと離れる
  • 緊張感をもってくっついていた(on)ものが、力が抜けて、ポロリと取れて離れる
  • away: 遠ざかっていった結果、(司会や聴覚から)消えてしまう
  • away: 「到達点」に焦点
    off: 「出発点」に焦点
  • 力の抜けた状態
  • 切り離す
  • 離れる → その場を離れる → スタート

at
  • 移動中の一点を指す
  • 目盛り上を移動する点
  • 動く一点に照準を合わせる
  • 機能まで含めて、そこにいる
  • 自分が今いる位置
  • パッと照準を合わせる

in
  • ある空間の中に含まれている状態
  • 境界線に囲まれて、その内側にいる状態
  • at: 世界を上空から見渡すことで、場所を「点」としてとらえる
    in: 地上に降りて、その場所の中に入っていき、内側からその世界を見る感覚
  • 収まる
  • 枠の外に出ない
  • その話の内容が適用する空間内
  • 中の方にくずれる
  • 中に含まれる
  • 枠にスポッとはまる

on
  • 接している
  • 圧力
  • 上からのしかかる圧力
  • 土台となって支える
  • 時間的な「接触」
  • 動作の継続
  • とりつく
  • ~の上に置く
  • ~に乗っかる

of
  • 全体から一部を取り出す
  • 感情を取り出す
  • 全体の中の一部(全体ではなく、あくまで一部だよ)
  • 結果を取り出す
  • 取り出して、何かの形にする

over
  • 越える
  • 超える
  • 覆う
  • 回転する
  • 終わった
  • 越える → 譲渡
  • 覆う → 優位
  • 万遍なく覆う
  • 乗り越えて変化する

outとup
  • 完全 → 終了
  • out: 完成したものが外に出てくる
    up: 水位が容器いっぱいまで上がる
  • 出現 → 発生
  • outだけ
    • 明らかにする
    • 選び出す、選り分ける
    • 消える、なくなる
  • upだけ
    • まとめ上げる、合計する

基本動詞
get
  • 手に入れる
  • 状態を手に入れる
  • 乗ったり、超えたり

make
  • こねて、好きな形にする
  • お金を稼ぐ
  • 成し遂げる

put
  • ある位置に、あるものをセットする
  • put + 目的語 + セットする位置
  • 身につける(put on)からのメタファー

go
視点から離れていく動作
進行する流れ

  • go to 到達点
  • go for 目的

come
  • やって来る
  • 自分の世界の外にあったものが、自分の世界の内側にやって来る
  • 実現する、起こる、思いつく
  • come + to不定詞
    • ~するという状況が実現する、~するようになる

turn
  • くるりと回る
    • 単純な動きなので、いろいろな意味に使われる
  • 順番
  • turn + 体の部位

take
  • 取る
  • ~という意味に「取る」⇒ 解釈する

由来
term
  • これで終わり

respect と regard
respect re(再び→戻る) + spect(見る)
振り返る
軽視しない
regard re(再び→強く) + gard(注意を払う)
強く注意を払う

account
  • 金を数える
  • 収支の説明



構文の仕組み

比較構文
  • 比較の文は、2つの情報を比べる文。
  • 前半の情報は、「ふつうの文」をベースにし、そこに比較の情報(1回目のasや比較級)を付け加える。
  • 「基準」を表す2回目のasやthanは、前半の情報の文末に付ける。
  • 後半の情報は、前半の情報と文法的な形を同じにする。
  • 後半の情報では、省略や代名詞の使用に気をつける。

  • 「as 形容詞 as」「as 副詞 as」ではなく、「2回目のasは文末につける」と覚える。
  • They are as different from each other as a tree is from a picture of a tree.

  • as 形容詞 a 名詞 as A
    • The world is not as wonderful a place as it was.
      • asは副詞なので、名詞を修飾できない。
        【×】as a wonderful place
        【○】as wonderful a place
    • This is too big a problem for us to deal with.

  • much less A
    ましてやAなどえはない
    • I have never met Mrs. Ashgrove, much less talked with her.

not 事実ではない
no ゼロ

no 比較級 than no はゼロ
no の後ろに来る比較級は思い込み
than は基準、つまり±0

This bag cost no more than 1,000 yen. このカバンはたったの千円だった。
千円以上だと思っていたのに、その可能性はnoだった。千円±0だった。
This bag cost no less than 1,000 yen. このカバンは千円もした。
千円以下だと思っていたのに、その可能性はnoだった。千円±0だった。

時吉 秀弥(著), 明日香出版社 (2020/11/13)