2018年6月10日日曜日

『ミライのつくり方2020-2045〜僕がVRに賭けるわけ』

  • VRによる生活の変化
  • キャズム理論
  • VRで生活はこう変わる
  • VRで社会をこう変える
VRによる生活の変化
移動そのものの再定義
  • 満員電車からの通勤から解放される
  • 航空会社が倒産・合併
コラボラティブ・コンピューティング
  • 全く違う場所でもコラボしながら仕事ができる
  • VRによるクリエーション(より直感的な映像・3Dコンテンツ開発)
プレビュー(pre-view)からプレ体験(pre-experience)へ
  • 家やマンションのような人生で一番高額なものの購入前に、事前入居体験ができる
  • 画像検索や動画検索だけでなく、体験検索ができる
タレントのデジタル化・バーチャル化
  • バーチャルYouTuber(VTuber)の進化とデジタル芸能人
  • バーチャルYouTuberの声優デビュー
  • バーチャル芸能事務所の乱立と既存リアル芸能人との対立
  • CMの役者が個人の趣味嗜好で動的に変わる時代(ダイナミックキャスティング)
VR/AR時代の新しいオペレーティング・システム(VROS)の登場
  • 平面での作業から空間ユーザーインターフェース(SUI)へ
  • すべての人が秘書(アシスタント)を持つ世界
キャズム理論


イノベーター 改革者。まだ完成度が低くそうな製品でもとにかく使ってみる人々。
アーリーアダプター 新しいモノ好き。
この段階では、普及したとは言えない。
キャズム/chasm

キモズム・・・キモいと感じる溝・谷
JK理論・・・女子高生が多数使い始めるか
アーリーマジョリティ 様子見していた一般的な人々。
市場普及率が5割に近づく。
「持っていないと遅れている」とみなされる時期。
スマートフォンはここを超えた。
レイトマジョリティ 社会のかなりの領域に広がって、当たり前の存在に。
ラガード
(laggard)
「どうしても必要でない限り、手にしたくない」人々。
この領域まで普及した製品は多くない。
テレビ、絵冷蔵庫、エアコン、携帯電話。
VRで生活はこう変わる
  • 2020年がVRのターニングポイント。
  • VRよりもARが先に伸びる。
  • ARは「足していく」もの、VRは「代替していく」もの。
  • 音のAR・・・現実世界の音に対して、音の情報を付け加えるもの。不要なものを聞こえなくすることも(現存現実(Diminished Reality, DR))。
  • VR普及の条件は「現実より便利になる」こと。
  • 「ペーパーパラダイム」から「空間パラダイム」へ。
  • 「空間パラダイム」ではnオフィスの考え方が変わる。「移動」がなくなってしまうかも。
  • ミーティングはVRで済ませるようになる。ビデオ会議より「会った感」がある。
  • 全員が「秘書」のようなAIを持つことになる。ARグラスの前に、音ARヘッドホン。
  • 視界を提供するサービス
  • バーチャルYouTuber(VTuber)・・・「違う見た目のものになりきる」ことが人の心に大きな影響を与える。
  • アバターはVR空間でのコミュニケーションの基本。
    • VR空間でアバターを使ってコミュニケーションする技術は、パソコンにおけるウェブ閲覧や、スマホにおけるショートメッセージのように、OSに搭載されるべき基本機能となっていく。
VRで社会をこう変える
  • 「移動」というビジネスがシュリンク。航空会社は儲からなくなる。
  • 「波」にできる情報はデジタル化できる。
  • 現実の衣服ではなく、VRで使うアバターが着る衣服や装飾の方にお金をかける。
  • 広告は「プロダクト・プレースメント」が増える。VR空間に広告対象物を置く。
  • スマホ誕生から10年が経過し、ようやくスマホに合った表現のコンテンツが出てきた。スマホに特化したクリエーターも出てきた。(YouTuber, Instagramer)
  • VR時代は「視界を提供するビジネス」。(視界アーティスト)
  • 「生まれた国」と「自分が属する国」の両方に属するようになる。(エストニアの「電子国民」制度
    • 教育、医療(カウンセリング、健康管理)、などオンラインで提供できるサービスは、自分の好きなバーチャル国家で。
  • 企業も国になれる。バーチャル建国