2021年3月6日土曜日

『ダーウィン『種の起源』を漫画で読む』

チャールズ・ダーウィン (著), いそっぷ社 (2020/5/30)
  • 第1部 進化論の誕生
  • 第2部 種の起源
  • - 第1章 飼育栽培種における変異
  • - 第2章 自然界での変異
  • - 第3章 生存競争
  • - 第4章 自然選択、あるいは適者生存
  • - 第5章 変異の法則
  • - 第6、7章 学説の問題と様々な異論
  • - 第8章 本能
  • - 第9章 雑種形成
  • - 第10章 地質学的記録の不完全さについて
  • - 第11章 生物の地質学的変遷についてについて
  • - 第12、13章 地理的分布
  • - 第14章 生物相互の類縁性、形態、発生、痕跡器官
  • - 第15章 要約と結論
  • 第3部 おわりに
第1章 飼育栽培種における変異
  • 環境の直接の影響はさほど重要ではない。
  • 繁殖・成長・遺伝に関わる法則の方がはるかに重要だ。

飼育栽培種の遺伝形質

育種の際の選抜
  • 人間の力で選抜を累積していく。
  • 優れた育種家は、外観のわずかな違いを見分け、 それを意図的に蓄積して、 従来よりも優れた新たな血統・品種を作り出そうと試みる。

無意識の選抜
  • 無意識の選抜。 一人ひとりがただ最良の家畜を所有し、繁殖することを繰り返す。
  • 古代の園芸家たちは、自分の手に入る範囲で最上のナシを栽培しいたが、 そのおかげで私たち未来の人間がみな、すばらしい果実を食べられるようになるとは まったく思っていなかった。 だが今、私たちがおいしい果実を食べられるのは、手に入る中で最上の変種を 無意識に選んで保存してきたおかげだとも言える。

第2章 自然界での変異

第3章 生存競争
  • 自然選択
    • たとえわずかな変異でもそれが有用なものなら保存されるという原理。
  • 人為選択
    • 人間が有用な変異を選んで保存すること。

自然の力による増加の抑制

第4章 自然選択、あるいは適者生存
自然選択
  • 自然選択あるいは適者生存
    • 優位な変異が保存され、不利な変異が排除されること。
    • 多くの世代を経るうちに、有利な変異が蓄積される。
  • 人間の願望や努力などは無に等しいほど小さい。
    人間に与えられた時間はあまりにも短い。
    そのため、自然が地球誕生以来の長い時間をかけて蓄積した産物に比べると、 人間の産物はあまりに貧弱だ。
  • 人間は、外見的な目に見える形質にしか手を出せない。
  • 自然は、それが生存にとって有用でなければ、外見にはまったく関心を示さない。 自然が関心を示すのは、その生物の生存に関係のある形質だけである。

性選択
  • 一方の性(多くはオス)の個体の間で、もう一方の性の個体の獲得をめぐる競争の結果、生じる選択。
  • 異性間選択。
  • 有利な武器、防衛手段、魅力。

隔離と自然選択

生命の樹
  • どの枝もが成長しているうちは新しい芽をあらゆる方向に伸ばそうとし、 周囲のより弱い枝を覆い隠し、殺してしまう。
    多くの世代を経るうちに、この生命の樹は大木になっているはずである。
    地中は、かつて存在し、すでに枯れ落ちた枝で埋め尽くされているだろう。
    そして地表は、今なお枝分かれを続ける美しい樹で覆われているのである。

第5章 変異の法則

第6、7章 学説の問題と様々な異論
特殊な適応の例

第8章 本能
ミツバチの巣作りの本能

  • 本能は、創造時にはじめから授けられたものと考えるべきではない。
  • すべての生物を前進させる一般法則のもたらした小さな結果にすぎない。
  • 生物を増殖させ、変異させ、強いものを生かし弱いものを死なせる法則の結果だ。
第9章 雑種形成

第10章 地質学的記録の不完全さについて
  • 実際に見ることのできる記録は極めて不完全なもので、 しかも長い歴史の中で大きく、様々な変化を遂げている。 そして私たちが手にできるのは、記録の最終巻のみだ。

第11章 生物の地質学的変遷について
  • 生物は、その時々で変化していく環境に適応して生存し続けるべく、 絶えず変化を続けてきた。
    生命の樹が枝分かれするのは、この絶え間ない変化があるためだ。
    この生物種の変化には何か究極な目標があるわけではない
    生命の樹の枝分かれは、その時々に違った個体たちが生き残ってきたことの結果でしかない

進化の過程における生物種の絶滅の役割

種の変遷の法則
  • 生物の歴史の中で、あとから現れた種は生存競争の結果、 前に存在した種を駆逐するということを繰り返してきた。

第12、13章 地理的分布
  • 生物の分をよく見ると、いずれも最初に発生した地点から、 あるパターンで移住して広がっていることがわかる。
    地点ごとにまったく別の生物が創造され、すべてがそのまま同じ場所に留まっている、ということはない。

第14章 生物相互の類縁性、形態、発生、痕跡器官
初期の種分化

初期の種分化

解剖学的類似性

発達と発生学

痕跡器官、退化した、あるいは発育不全の器官
  • 形態学、発生学、胎生額の研究によってわかった事実、そして痕跡器官の存在などからわかることは・・・
    現在の世界に存在する無数の種、属、科の生物たちはすべて、 同じ目や網に含まれるあらゆる生物と共通の祖先から生じたとういことである。

第15章 要約と結論
  • 世代を経る過程での変異と自然選択が進化の推進力だ。

  • 生物の身体が従っている法則
    • 繁殖により数を増やすこと
    • 繁殖に必然的に伴う遺伝
    • 生存環境の間接的、直接的な作用と用不用による変異
    • 生物の増加率の高さにより生じる生存競争
    • その結果としての自然選択
    • 形質の分岐
    • 改良の不足による絶滅
  • 自然界での闘いから、 餓死と死から、 私たちの考え得る最も高貴な目的である高等生物の誕生が 直接の結果としてもたらされるわけだ。
  • 重力の普遍の法則に従ってこの惑星が回転している間に 単純なものから始まり、 極めて美しく素晴らしい生物が際限なく生まれ、 進化してきたのだが、今もなおそれは続いているのである。

チャールズ・ダーウィン (著), いそっぷ社 (2020/5/30)