2018年8月27日月曜日

『決算書100本ノック!(週刊ダイヤモンド2018.08.11)』

  • 自動車
  • ビール
  • ゲーム
  • スポーツ
  • メガベンチャー
  • テレビ局
  • 通信
  • コンビニ
  • 不動産
  • 航空
  • 製薬
  • 電機
  • 重電
  • 総合重機
  • 建機
  • 商社
  • 電機・ガス
  • 銀行
  • 証券






自動車
ビール
ゲーム
  • 一昔前はスマホ向けゲームは開発費が1億円掛からないといわれ、数々のベンチャー企業が登場したが、 スマホの高性能化で開発費が5〜10倍に上がり、大手が有利になった。
スポーツ
  • スポーツメーカーは広告宣伝費の売上高比率が他業種に比べ高い。
メガベンチャー
  • メルカリ
    • 87.7%という粗利率で生み出された巨大なキャッシュ → 米国での広告宣伝

  • 増収、粗利増益、営業利益減益
    • 急成長ITベンチャーに典型的なパターン
  • PL脳
    • 目先の売上や利益を最大化することを目的視する、短絡的な思考態度。

テレビ局
通信
  • ソフトバンク
    • 投資収益はPLの「持分法による投資損益」
    • 売上高はドコモを超えたが、「国内通信事業の売上高」は3位のまま。
コンビニ
不動産
  • 開発物件を売却して即座に10億円を得るか、長期でコツコツと賃料で12億円を稼ぐか。

不動産事業
の柱
1. 賃貸事業 好調
2. 住宅販売事業 賃貸事業が好調のため、分譲マンションの需要が減っても、供給戸数を減らすだけ。
値下げしてまで売り急ぐ必要はない。
航空
製薬
  • 武田が7兆円でシャイアーを買収したが、それでも業界7位。
    製薬業界は異次元。
    • メガファーマ
      • ファイザー、ロシュ、ノバルティス、ジョンソン&ジョンソン、サノフィ、メルク
  • 研究開発費がでかい。
電機
  • ソニーとパナソニック、ライバルでもエレクトロニクス企業でもない。
    • ソニー:ゲーム&ネットワークサービス、金融、ホームエンターテイメント&サウンド
    • パナソニック:車載電池、家電、住設・建設
重電
  • オフバランス化
    • 連結子会社や完全子会社に対する持株比率を減らし、持分法適用会社にする。
    • 全部連結 → 一行連結
    • 一行連結
      • BS:「投資有価証券」
      • PL:「持分法による投資損益」
    • 総資産を圧縮でき、ROAが改善。

  • 日立
    • 原発会社ホライズンへの出資比率を3分の1に減らそうとしている。
      日立:日本政府:英政府 = 1:1:1
総合重機
  • 三菱重工
    • PLではなく、CFとBSを重視。
    • 小口CFO語録
      • PLは結果論。PLの数値から将来の経営判断は下せない。
      • 全てはキャッシュ。家計簿をCF以外の財務数値で付けている人なんか見たことがない。
      • 「決算大棚ざらえ」って言うでしょ?決算っていうのは、BSを整理すること。
建機
  • 日米3強が市場を寡占(キャタピラー、コマツ、日立建機)
商社
  • トレーディング(商取引の介入による手数料・口銭事業)から事業投資へ軸足をシフト。
  • 非資源事業の強化
電機・ガス
  • 電機関連施設を所有しているため、BSが大きい。(12.6兆円)
  • 原発の発電単価が一番安い。
  • ROAもPL利益も改善しているが、再生可能エネルギー賦課金と燃料費調達制度のおかげ。経営努力ではない。
銀行
  • 地銀は決算の見栄えを良くするために、「貸倒引当金戻入益」(もどしいれえき)を使う。
証券
  • 相場に左右されないストック収入が重要に。
    • 投資信託などの資産残高に応じて得る収入。
    • PL上は「その他の受け入れ手数料」
  • → そのため現在は「預かり資産残高」が重視される流れに。